SOKURYOU-Column
(しってました?)
第31回 山形県高等学校サーベイコンテスト
「測量の日」記念事業 第31回 山形県高等学校サーベイコンテストが令和5年6月7日(水)に山形県総合運動公園を会場として開催されました。
午前中は平板測量の部とトータルステーションの部、午後はアトラクション競技としてUAV(ドローン)測量の部が行われました。
山形県内の8校 80名が参加し、山形工業高等学校のみなさんがが見事総合優勝に輝きました。
「高校生ものづくりコンテスト2023東北大会測量競技部門」山形県代表校として頑張ってください。応援しています。
6月3日は測量の日
測量は国民生活に必要不可欠な基礎情報を提供していますが一般的にあまり知られていません。測量法が昭和24年6月3日に公布され、平成元年に満40年を迎えたことを機会に、測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を一層高めることを目的として、6月3日を「測量の日」として制定されました。
(国土交通省 国土地理院 HP )
「つなぐ棚田遺産」委員会より
「クリエイティブ」部門で感謝状
「つなぐ棚田遺産」感謝状とは、棚田地域における多様な主体との連携や協力を促進することを目的として、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の取組を評価し、優れた取組を実施する企業等に感謝状を贈呈させていただく取組です。 「未来へつなぐ」部門、「人と人とをつなぐ」部門、「クリエイティブ」部門の3つの部門に分けて、棚田からの感謝をお伝えします。 山形県 推薦 農業と観光がWin‐Winで棚田振興! 取組内容 SNS映えするためには、棚田に近い「ライス」の形が良いというアイデアを受 け、(株)三友エンジニア、技研(株)が棚田ライス型を製造。令和4年度にはライス型 のレンタルを開始し食堂などで「やまがたの棚田カレー」が提供された。 (農林水産省 HP より)
棚田は美しい、
だけじゃない
日本は「瑞穂の国」と言われるように古来から稲作が盛んです。「黄金の国」とも言われるるのは、本物の金のことだけでなく、秋に実る黄金色の稲穂のことと聞いたことがあります。 庄内平野のように一面に広がる田んぼも美しいですが、斜面に段々になっている棚田は、日本の原風景のようでノスタルジックな気持ちになります。 棚田はセンチメンタルな気分にさせられるだけでなく、とても大切な役割を担っています。棚田があることで、土砂崩れや土の流出を防いでいます。田んぼのあぜ道は、水をためることができるため、大雨の際に洪水を防ぎます。そして、里山の美しい風景をつくっています。小さな生き物の命を守ってくれます。棚田を維持管理する農家さんは大変ですが。 日本全国にある棚田、山形県にも20以上の棚田があります。棚田マップや棚田カードなど山形県のホームページに棚田情報が掲載されています。 山形県河北町出身の写真家 青柳健二氏は『日本の棚田 百選』(小学館)を発行しています。最初に紹介してあるカラーページは、山辺町の大蕨の棚田です。 毎年、全国棚田(千枚田)サミットが開催されています。第28回全国棚田(千枚田)サミットは、2023年11月18日~19日 全国棚田(千枚田)サミットin那智勝浦が開催されます。
紀元前3000年
エジプト
・測量の始まり、歴史は紀元前3000年頃のエジプトまで遡ります。「エジプトはナイルの賜物」と言われるほどナイル川により肥沃な土地をもたらされてきました。それと同時に、古代エジプトの王たちは、毎年ナイル川の氾濫に悩まされ、毎回氾濫で壊される区画を作り直す時に測量が使われていたそうです。そして、あの有名なピラミッドにも測量技術が使われています。いまだに謎の多い古代エジプト文明ですが、その時から測量技術があったと思うと壮大なロマンを感じます。
最上徳内
初めての日本地図は、伊能忠敬が歩いて測量して作ったことは有名です。でも、伊能忠敬の全国測量開始の10年前から北方地図を作った人物がいました。そう、我が山形の村山市出身、最上徳内です。徳内は蝦夷地と呼ばれていた樺太や千鳥に渡り、調査、測量をおこなって正確な北方の地図を作りました。
星の王子様
・測量は目に見えない線を点にして形にしていきます。測量の存在はとてもとても大切なのですが、多くの人々に知られていません。これから測量ってどんなもの、何の役に立っているのかなどを伝えていきたいと思っています。
「本当に大切なことは、目に見えない」とあの星の王子さまも言っています。
(サン・テグジュペリ『星の王子さま』より)